多くの人たちの協力や感謝、
心を繋いでいくことが私たちの使命です。
私の祖母は、母を産んですぐに亡くなりました。そのため、姉と共に施設で幼少時代を過ごした母は、とても寂しい思いをしたそうです。
そのような経験もあり、保育士を目指した母でしたが、貧しかったため、お金の壁にぶつかりました。
家が300ドルで建てられた時代に、学校の入学金として200ドルが必要だったのです。
私の祖父と伯母は貯金をはたき、模合で得たお金で学費を工面して、母を学校へ通わせてくれました。
念願の保育士になった母は、その後、保育園を22年間運営しました。
多くの卒園生や保護者に惜しまれつつ閉園した際、母は「父や姉に対する感謝の気持ち」と「絶対にやり遂げなければならないという使命感」に突き動かされていたという話をしてくれました。
そして、自分の利益ではなく、地域に貢献したいという強い思いがあったことについても語りました。
私の仕事に対する基本的な姿勢や考え方は、こうした母の影響を強く受けています。
多くの人たちの協力と感謝、心を繋いでいくことが私たちの使命だと思っています。
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